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MATERIALS & FINISH

素材選びとブラック仕上げ

最初は、シルバーのアルミプロファイルとウォールナット突板合板の組み合わせを考えていた。手軽で(?)無難、見た目もよく、悪くない選択だった。実際、ほとんどその方向に決まりかけていた。

しかし、最終的にはブラックとダークグレーでまとめることになった。単に黒が好きだからというだけではない。

構造がある程度まとまってから、最も長く悩んだのが素材と仕上げだった。

アルミニウム本来のシルバーはプロファイルという素材の性格を素直に見せてくれる。ウォールナットの突板も、僕が最も好きな木の色であり、工房の雰囲気にもよく合いそうだった。必要な寸法に切ってつなぎ、組み立てていくアルミプロファイル家具の性質上、特別な後加工をしなくても比較的手軽に製作できることも大きなメリットだった。

さらに、アルミプロファイルとバーチ合板というよくある組み合わせとは違い、ウォールナットの突板を加えることで重厚感が生まれ、どこか新鮮にも見えた。そのため、最終案の直前までこの組み合わせを候補として考え続けていた。

二つの素材の組み合わせは失敗しにくく、見栄えもよかった。それでも、どこかあと少しだけ物足りない感覚がついて回った。アルミニウムが与える軽やかな印象のせいだったのだろうか。あるいは、一般的な木工房にはあまり似合わないような、少し独特な姿を求めていたのかもしれない。

スーパーマットブラックのHPL合板をCNC加工したワークベンチの天板

天板と側板には、HPL(High-Pressure Laminate)合板を使用した。厚さ18mmのバーチ合板の両面に、それぞれ0.7mm厚のHPLが貼られている。計算上の総厚は約19.4mmで、ほぼ20mmに近い堅牢な材料だ。

天板にはスーパーマットブラックの0104 SM、側面には比較的手入れしやすい標準的な光沢のダークグレー、6618 TXを採用する方向で検討した。ウォールナット突板やバーチ合板が木の質感を見せる自然な姿だったとすれば、ブラックとグレーでまとめた外観は、ひとつの精密機器や現代的なシステム家具のように見えた。よく見かける木工房にはあまり馴染まない、まさにそんな姿が浮かんだ。

クランプを取り付けるため、ルーターで専用の穴加工を施した40×40mmアルミプロファイル

フレームには、40×40mmの重量アルミプロファイルを使用した。ハンマーで叩いたり、重い材料を支えたりすることを考えると、一般的な軽量プロファイルよりも重量タイプのほうが適していると判断した。しかし、ここでは色以上に加工の順序が重要だった。

取り扱う販売店は多くないものの、市場にはすでに黒く仕上げられたプロファイルも存在する。ただし、それを購入してから切断や穴あけをすると、切断面や新しく開けた穴にアルミニウムの銀色がそのまま現れてしまう。小さな部分ではあるが、全体を黒でまとめたときには、むしろそうした断面のほうが目立ってしまう。

市販されているブラック塗装のアルミプロファイルとの比較。
塗膜が剥がれやすいだけでなく、手の跡による汚れの目立ち方にも大きな差がある。

サンプルとして購入した数種類の黒色塗装プロファイルも、その品質が気になった。角や締結部分では塗装が剥がれやすそうで、製品によっては指紋や手の跡がひどく残り、簡単に汚れて見えた。

そこで、標準的なシルバーの重量プロファイルを注文し、指定寸法への切断と必要な加工をすべて終えてから、アノダイジングの専門業者へまとめて送り、ブラックアルマイト処理を施すことにした。目につきにくい断面や穴の内側まで、同じ仕上げが連続するようにするための選択だった。

費用も工程も大幅に増えたが、組み立てたあとで色を補修するより、はるかに整った仕上がりになると判断した。

すべての加工を終え、専門業者で最終的なブラックアルマイト処理を施した40×40mm重量アルミプロファイルの部品

同じ考え方を、ほかの部品にも適用した。キャッチトレーのチャンネル、引き出しのハンドル、引き出しレール、キャスター、コンセントカバーまで、可能な限りブラックで統一した。MFTホールを開けたことで現れた明るい断面には、Bondex MATT 730のエボニーを塗布した。天板の切断面とエッジはBenjamin Moore Regal Select 2132-10 Black、側板のエッジはCC-542 Willowで仕上げた。

すべてを完全に同じ黒にすることが目的ではなかった。HPLのマットな表面、アルマイト処理したアルミニウム、塗装された金物、そしてオイルを含ませた木材では、それぞれ光の受け方が異なる。色の範囲を狭くすることで、素材の違いが全体の形を邪魔しないようにしたかった。

ブラックアルマイト処理したアルミプロファイル、
その上に取り付けるキャッチトレー側面仕上げ用のアルミチャンネル、そしてグレーのHPL側板

この過程では、金物をひとつ選ぶことさえ予想以上に難しかった。システナーを前後二列に収納するA面には、長さ700mmで高い荷重に耐えられ、なおかつ黒く仕上げられた引き出しレールが必要だった。すべての条件を満たし、一定以上の品質も期待できる製品を探した結果、イギリスのPenn Elcom製品を個人輸入することになった。

選んだのはR2428K Black Drawer Slides。幅45mm、長さ700mmのフルエクステンション式ボールベアリングランナーで、Penn Elcomの公式カタログには一組あたりの許容荷重が45kgと記載されている。

ワークベンチの片側だけで、この700mmランナーを九組使用する。製作の過程で同じ設計のワークベンチを二台同時につくることになったため、合計十八組を注文した。製品価格は約40万ウォンだったが、送料だけで別に約55万ウォンかかった。もちろん、ここに関税と付加価値税も加わる……。

数字だけを見ても妙な注文だったが、届いた箱を動かしてみると、あまりにも高いと思っていた送料にも少し納得がいった。ひとりでは、その一部さえまともに持ち上げられないほど重かった。

注文書だけを見て、あり得ない送料だと抗議のメールを送ったところ、「それならキャンセルすれば……」という態度を見せたイギリスの兄貴たちには、当時かなり腹が立った。しかし今になってみると、ほんの少し申し訳ない気もしている。

長い側には700mmのPenn Elcom製ランナー、短い側にはHäfele製ランナーを使用した。カラーはいずれもブラック。

そのほかには、Häfeleのブラックランナーを使用した。長さは350mmと400mmの二種類。どちらも幅45mmのフルエクステンション式ボールベアリングランナーで、許容荷重は一組あたり40kgだ。

この事件(?)は、このワークベンチの性格をかなりよく表している。ほとんど目に入らない引き出しレールにまで必要以上に悩み、その選択によって大きな費用と、とてつもない時間がかかった。

本当にそこまでする必要があったのかと聞かれれば、もちろん別の答えもあっただろう。それでも、自分で決めた条件を途中で崩さないほうを選んだ。

MATERIALS & FINISHES

フレーム
40×40mm重量アルミプロファイル/すべての加工完了後にブラックアルマイト処理

天板
18mmバーチ合板+両面0.7mm HPL/0104 SM Super Matt Black/MFTホール断面:Bondex MATT 730 エボニー/切断面:Benjamin Moore Regal Select 2132-10 Black

側板
18mmバーチ合板+両面0.7mm HPL/6618 TX Dark Grey/エッジ:Benjamin Moore Regal Select CC-542 Willow

引き出しランナー

  • Penn Elcom R2428K/Black/幅45mm/長さ700mm/公式カタログ許容荷重:一組あたり45kg
  • Häfele/Black/幅45mm/長さ350mm・400mm/フルエクステンション式ボールベアリング/許容荷重:一組あたり40kg

電源コンセント
JUNG LS 990 Series/Black/JUNG専用オレンジ色プラスチック埋込ボックス(正確な型番は要確認)

キャスター
Foot Master GDN-60F/Black/一個あたりの許容荷重250kgの高荷重用レベリングキャスター

電源ケーブル
Dongyang 4sq×3C 柔軟マットタイプ(VCT、IEC-53)大容量電源ケーブル

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